はじめての起業はレンタルオフィスがおすすめ

今も昔も、独立して一国一城の主として社会に貢献していく、そんな期待を持って独立開業を目指す人は少なくないはずです。起業するうえで必要なものは数々ありますが、その中のひとつに「事業拠点」があります。最近はテレワークやノマドワークといった言葉に代表されるように、自宅をはじめカフェといった場所でも仕事をすることが一般的となりました。そのため、「オフィスの場所なんて特にこだわりはない」という人もいるようですが、果たしてそれは本当なのでしょうか?

最近はレンタルオフィスやシェアオフィスといったオフィス形態が増えており、起業する際に活用する人も増えています。しかし、実際に利用してみないことにはそのメリットがどれくらいあるものなのか分からない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、はじめて起業する人がレンタルオフィスを利用すると良い理由についてお伝えしていきます。

はじめての起業にレンタルオフィスをおすすめする7つの理由

起業を試みる多くの方にとって、レンタルオフィスをおすすめする理由は7つあります。それらについて詳しく見ていきましょう。

1.コストが安く済む

おそらく誰もが最初の段階であまりコストをかけたくないと考えることでしょう。特に賃貸オフィスを借りるとなれば、敷金や礼金といったコストがかかってくるため、賃料によっては100万円を超える支出がいきなり発生する可能性があります。起業時にすでにお客様の見込みがある、自己資金が潤沢にあるという方でもない限り大きな支出は不安を生み出しますし、資金繰りが悪化する可能性が高くなります。

しかし、レンタルオフィスであれば敷金や礼金がかからずに済むことがほとんどですし、そもそもの賃料が賃貸オフィスと比べると破格の安さであるため、資金的な余裕を生み出します。

2.オフィス家具が備わっているのですぐに事業をスタートできる

オフィスを借りるにあたり、ただオフィススペースを借りるだけでは仕事をすることはできません。当然机や椅子、書棚といったオフィス家具をはじめコピー機やプロジェクター、スクリーン、ホワイトボードなどのオフィス備品なども必要です。さらに、インターネット回線や電話といった通信手段の整備も必要となるでしょう。

これらのオフィス備品は従業員数によって変動しますが、2~3人であっても数十万円以上のコストがかかることが容易に予想されます。これがオフィス賃料と別にかかってくるため、それを含めたコストを念頭に置いておかなければ、当然事業が立ち行かなくなることでしょう。

その点、レンタルオフィスはオフィス家具がすでに備わっていることがほとんどで、わざわざ購入する必要がありませんし、オフィス備品も利用の際に使用した分だけかかるものなど、大きなコスト負担が発生することは基本的にありません。

3.オフィス契約までの時間が大幅に短縮できる

賃貸オフィスを借りようと思ったら、まずはいくつか候補となる物件の内見をしてコスト試算をしたうえでかかる資金を準備し、それからオフィス備品を手配したりネットや電話の契約を行うなどいろいろな手間がかかるため、スタートまでにある程度の期間が必要となります。

その点、レンタルオフィスであれば、利用したいレンタルオフィスのエリアや会社を決めたらすぐに利用が可能なところもありますので、今すぐ起業したいという方でも時間を無駄にすることなく開業することができます。

なお、レンタルオフィスの中には、利用可能な個室を継続的に固定で契約するタイプのものと、利用する個室は固定せず時間貸しで契約するタイプのレンタルオフィスがあります。

固定で契約するタイプのレンタルオフィスの場合には、当然ながら空きがないと利用することができません。そのため、空きを待つか、利用を希望するレンタルオフィスを変更して空きのある所を探すかしなければなりません。

一方、時間貸しで契約するタイプのレンタルオフィスの場合は、予約した際に空きがあればいつでも利用が可能なので、ビジネスチャンスを逃しません。

4.住所を限定せずに好きなエリアで法人登記も可能

通常の賃貸オフィス契約をする場合であれば、予算を考慮したうえで物件を探すことになると思います。そうなれば、予算があまりかけられないケースだと都心部から離れたエリアだったり、駅から遠かったり、テナントビルが非常に古かったりと、利便性や内容に難があるケースが多々あります。

オンラインでのやりとりが多い現在では、どこのエリアにオフィスがあるかでビジネスの優劣が生まれるといったことはあまりないと思いますが、やはり誰もが知っているようなエリアにオフィスがある、住宅街ではなくしっかりとしたオフィス街に事務所があるという企業のほうがお客様に安心してもらえる可能性は高くなります。

その点、レンタルオフィスは、拠点としたいエリアを選べば低コストで法人登記も可能です。賃貸オフィスを借りた場合なら数十万の賃料がかかるようなエリアであっても、数万円程度でオフィスを持つことが可能です。その結果、取引相手に対しても「この会社はしっかりしている」という印象を与えることができます。都内であれば六本木や銀座といった世界的にも知られている有名なエリアにオフィスを構えることもできるため、グローバルなビジネス展開にも一役買ってくれることでしょう。

最近では地方にある企業が東京のレンタルオフィスを契約し、営業窓口として活用するケースも増えているようです。ビジネス商圏の拡大にレンタルオフィスを有効活用することができる点も見逃せません。

5.従業員数の増加に柔軟に対応

ビジネスが軌道に乗れば、当然社員を増やすといったことも考えなければなりません。その際、賃貸オフィスを利用している場合は社員を増やすたびに大掛かりなオフィス移転を実行しなければならず、非常に大きな労力がかかります。

しかし、レンタルオフィスであれば社員数の増減にも柔軟に対応できます。大小さまざまな部屋を持っている施設であれば、あまりコストをかけずに部屋サイズを変更することもできます。

より柔軟なビジネススタイルを考えるなら、レンタルオフィス以外にもコワーキングスペースなどを利用するのも手です。コワーキングスペースであれば、フリーアドレスで仕事ができるため、利用者を限定せずオフィスミーティングを行ったり作業することが可能です。

6.スタッフが電話や郵便・宅配・来客対応をしてくれる

起業したての方の場合、スタッフを雇う余裕もなく、すべて自分でなんでもかんでもやらなければならないことも多いと思います。当然、営業活動は事業存続には欠かせないため、オフィスにいないことも多々あるでしょう。

そんな時、レンタルオフィスであればスタッフが電話対応を行ってくれたり、郵便や宅配の受け取り、突然の来客対応をしてくれるサービスが利用できて大変便利です。これらのサービスが利用料金にすべて含まれているものもあれば、必要なものだけを選べるオプション対応となっているところもあります。

7.自宅で法人登記しなくてもよい

はじめて起業をしようと考える方の多くは、今住んでいる自宅をオフィスにすることでコストをかけなくて済むと考え、法人登記を自宅で行おうとしてしまいます。確かに自宅で登記できる方であれば手間もあまりかかりませんし、そもそも家賃をオフィス賃料として経費に組み込むこともできるなどメリットもあります。しかし、自宅で法人登記してしまうと住所をオープンにすることにつながります。特に女性の方であれば、セキュリティ面からしてもビジネス上の取引をしている相手に自宅がばれてしまう恐れもあり、危険です。

その点、レンタルオフィスを使って法人登記を行えば自宅がばれることはありませんので、安心してビジネスに取り組めます。

レンタルオフィス利用のデメリット

このように利用メリットの多いレンタルオフィスですが、一方でレンタルオフィスの利用にもデメリットが存在します。

基本的に内装を変更することができない

レンタルオフィスは、運営会社が定めた規約のもとに利用する(レンタルする)権利を得る形になりますので、内装を勝手に変更することはできません。他の利用者と共有の受付や会議室を利用することになりますので、オフィスの見た目にこだわる方の場合、レンタルオフィスの利用は少々不便に感じることもあるでしょう。ただし、その分コストが安く済んでいることを考慮すれば、少々のことは我慢できるはずです。

オプション費用がかさんでコスト高になる場合も

敷金や礼金がなかったり、そもそもの月額料金が賃貸オフィスに比べると安いレンタルオフィスですが、ウェブサイト等に記載されている金額をそのまま受け取ってしまったがために、埋没コストに気づかず実際にはコスト高になってしまうこともあるので注意しなければなりません。

自社に最低限必要なサービスは何なのかを事前に検討したうえで正確なコストを算出し、契約に臨むようにしましょう。

セキュリティ面がゆるくなりがち

運営会社にもよりますが、レンタルオフィスは自分以外の他社も利用しているためセキュリティ面に不安があるも事実。しっかりと施錠できる扉があるかどうか、受付にスタッフが常駐しているか、監視カメラが設置されているかなどを確認したうえでレンタルオフィスの契約を行うかどうかを考えましょう。

以上のようにデメリットもあるレンタルオフィスではありますが、はじめての起業の際にレンタルオフィスを利用することは、相対的に見てメリットが多いと言えます。レンタルオフィスを上手に活用し、リーズナブルにかつスピードをもって事業をスタートさせてみてはいかがでしょうか。

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料金 月額11,000円(税込)~
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