目次
はじめに:無人型シェアオフィスが増えている理由
ここ数年、私のまわりでも「無人型シェアオフィス」を使う人が一気に増えました。
都心はもちろん、郊外や住宅地の近くにも新しい施設が次々とオープンしており、「家でもカフェでもなく、手軽に集中できる場所」として定着しつつあります。
私自身もそのひとりです。
受付スタッフがいない無人型シェアオフィスでは、スマートフォンのアプリを使って予約し、入室や退室も自動で管理されます。
初めて使ったときは、「本当に誰もいないのに全部できるのか?」と半信半疑でしたが、実際は想像以上にスムーズ。
アプリで予約を入れ、現地でQRコードをかざすだけでドアが開きます。
支払いも自動決済なので、レジも領収書のやり取りも不要。
誰にも会わずに、思い立ったときにすぐ作業を始められる手軽さが魅力です。
この仕組みは、リモートワークや副業が一般化した今の時代にぴったりです。
「自宅では集中できない」「カフェだと周りの声が気になる」そう感じていた私にとって、無人型オフィスはまさに“ちょうどいい場所”でした。
利用時間に応じた料金体系もわかりやすく、必要なときにだけ使えるので、月々の固定費を気にせず働けます。
契約の縛りがなく、拠点も複数選べるため、仕事の予定に合わせて都内や郊外の施設を使い分けることもできます。
また、無人型オフィスは立地が良いのも特徴です。
駅前のビルや商業施設の一角、マンションの1階など、アクセスの良い場所にあることが多く、ちょっとした隙間時間でも立ち寄れるのが便利です。
“個人でも使いやすいオフィス”という点で、利用者の幅も広がっていると感じます。
一方で、何度か使ってみるうちに気づいたこともあります。
それは、「無人」であるがゆえに、清掃や管理が行き届いていないことがあるという点です。
たとえば、トイレや給湯スペース、デスク周りなど、誰も注意しない環境ではどうしても汚れが放置されやすい。
特に利用者が多い時間帯には、紙くずやゴミが残っていたり、机の上に前の人の飲み物の跡があったりすることもありました。
もちろん、運営側も定期的に清掃スタッフを入れているようですが、常駐スタッフがいない分、どうしても“すぐには気づけない汚れ”が残るようです。
このあたりが、無人型シェアオフィスの便利さと引き換えに見えてくる課題だと思います。
私たち利用者にとっては、「好きなときに使える自由さ」と「常に快適で清潔な環境」の両立が理想です。
しかし現実には、便利さを優先するほど“管理の目”が薄れがちになる。
このバランスをどう保つかが、今後の無人型シェアオフィスに求められる大きなテーマではないでしょうか。
無人型シェアオフィスの仕組みと特徴
無人型シェアオフィスを初めて使ったとき、「スタッフがいないのに、どうやって管理しているんだろう?」と正直少し不安でした。
しかし、実際に利用してみると、意外なほどスムーズで、“人がいなくても問題なく運営できる仕組み”がしっかり作られていることに驚かされます。
まず、入退室はすべてスマートフォンのアプリで完結します。
会員登録を済ませておけば、利用したい時間を選んで予約し、当日になったらQRコードをかざすだけでドアが開きます。
鍵の受け渡しも、受付対応も不要。
誰にも会わずにスムーズに入れるので、短時間の作業や急な打ち合わせにも対応できるのが便利です。
また、オフィス内の照明や空調もセンサーで自動制御されているところが多く、人がいない時間帯は自動的に電源が切れる仕組みになっています。
こうした工夫によって、施設全体の電気代を抑えながら、私たち利用者も快適な温度・明るさで作業できるようになっています。
セキュリティ面についても、無人とはいえ安心感があります。
ほとんどの施設には防犯カメラが設置されており、入退室の履歴もすべてデータで管理されています。
実際に使っていると、「無人=無管理」ではなく、“人がいなくても常に見守られている安心感”があることに気づきます。
さらに、利用時間や料金の管理も自動化されています。
アプリで予約を入れると、利用時間に応じて料金が自動決済されるため、レジでの支払いもなく、領収書もデジタルで完結。
ビジネス利用だけでなく、個人の作業スペースとしても手軽に使えるのが魅力です。
このように、無人型シェアオフィスはテクノロジーを駆使して効率化されており、「受付がない=不便」ではなく、「受付がない=自由でスムーズ」という新しい形ができています。
ただし、実際に使っていると感じるのが、“便利さと快適さのバランス”が施設によって大きく異なることです。
受付や管理人がいない分、郵便物の受け取りや備品の補充、共用部の清掃などは、どうしても定期的な巡回や外部委託に頼る形になります。
そのため、タイミングによっては「ちょっと机が汚れている」「ゴミ箱がいっぱい」と感じることもあります。
無人化によって確かに自由度は増しましたが、“人の気づき”が減った分、衛生面やマナー維持が後回しになりやすいのも事実。
だからこそ、私たち利用者自身も、使う側として清潔な環境を意識することが求められます。
無人型シェアオフィスは、便利で合理的な仕組みの裏に、“みんなで気を配って成り立つ空間”という現実があると感じています。
清掃が追いつかないと何が起きる?
無人型シェアオフィスを何度も利用していると、「便利だけど、清掃が追いついていないな」と感じる場面に出くわすことがあります。
スタッフが常駐していないため、誰かが汚れに気づいても、すぐに対応してくれる人がいない。
その結果、ちょっとした汚れやゴミが放置され、気づけば“なんとなく不衛生な雰囲気”になっていることがあるのです。
特に気になるのは、トイレや給湯スペースなどの共用部。
トイレットペーパーの切れ端や水滴が残ったままになっていたり、手洗い場に使用後のペーパータオルが置きっぱなしになっていたり。
多くの人が使う場所だからこそ、清掃が1回でも遅れると一気に汚れが目立ち、「誰も片づけないのか…」という気持ちになってしまいます。
給湯スペースでも同じです。
ペットボトルやコーヒーカップ、軽食のゴミなどが置かれたままになっていることもあります。
一人ひとりが「少しぐらいなら」と思って放置すると、それが積み重なって半日後には“雑然とした印象の空間”に変わってしまう。
無人であるがゆえに、誰も注意しない・片づけない。
その静かな放置の積み重ねこそが、利用者にストレスを与える原因になっている気がします。
また、デスクや椅子の清掃も利用者任せのケースが多く、前に使った人が拭かずに出ていくと、次に入った人が“使用感”をそのまま受け継ぐことになります。
「机の上に前の人の紙くずが残っている」「飲み物の跡がついている」そんな光景に出くわすと、せっかく集中したい気持ちが一瞬で冷めてしまうものです。
そして、こうした不満は今の時代、SNSや口コミサイトで簡単に共有されます。
「立地はいいけど汚れている」「トイレの管理が雑だった」といった投稿は、その施設の印象を大きく左右します。
実際、私自身も「口コミで清潔と書いてあったから選んだのに、行ってみたらそうでもなかった」という経験があります。
施設の雰囲気や管理体制は、清掃の頻度ひとつで印象がガラッと変わるのです。
無人型シェアオフィスの魅力は“自由に使える気軽さ”ですが、裏を返せば“誰も気を配らない空間”でもあります。
一見小さな汚れでも、積み重なれば利用者全体の満足度を下げ、施設の信頼にも影響します。
私たち利用者にとっても、快適さと引き換えに清掃がどう保たれているのかを意識することが、今後ますます大切になると感じています。
なぜ清掃が遅れがちになるのか?
無人型シェアオフィスを何度か利用していると、「なぜ清掃が追いつかないのか?」という疑問が浮かびます。
最初のうちは「たまたま忙しい日だったのかも」と思っていましたが、何度か別の施設を使ってみるうちに、仕組みそのものに原因があることに気づきました。
まず一番大きいのは、常駐スタッフがいないことです。
有人のレンタルオフィスやコワーキングスペースなら、受付の方がさりげなく共用部をチェックし、汚れやゴミを見つけたらすぐ片づけてくれます。
でも無人型では、利用者が退出したあとに誰もその状態を確認しません。
「机の上にゴミが残っている」「ゴミ箱が満杯になっている」そうした細かい変化を、次の清掃スタッフが来るまで誰も気づかないのです。
次に、清掃の頻度が固定化されているという問題があります。
多くの施設では清掃を外部業者に委託していて、1日1回、もしくは週に数回と決められた時間にしか掃除が入りません。
つまり、利用者が増えても清掃の回数は増えない仕組みです。
朝や夕方の混雑時間帯には一気に人が増えるのに、清掃は夜遅くや翌朝にしか行われない。
結果、昼間は誰も手を入れない時間が長くなり、汚れが蓄積していくのです。
さらに感じるのは、利用者のマナー意識の差です。
無人だからこそ、使う人の意識がそのまま環境に反映されます。
きれいに使う人もいれば、気にせずゴミを置いて帰る人もいる。
顔を合わせない分、「次の人のために片づけよう」という気持ちが薄れがちで、“自分さえ良ければいい”という空気が漂ってしまうことがあります。
結果として、誰も片づけないまま小さな汚れが積み重なり、気づけばオフィス全体の印象が悪くなってしまうのです。
そして、もうひとつの要因はコストの問題だと思います。
無人オフィスの魅力は「安く利用できること」ですが、その安さを実現するためには、人件費を極力削る必要があります。
つまり、清掃の回数を増やすほどコストがかかるため、運営側もギリギリの回数でまわしているのが実情でしょう。
利用者が増えれば汚れも増えるのに、清掃体制は変わらない—
この矛盾が、清掃の遅れにつながっているように感じます。
こうして見てみると、無人型シェアオフィスの“清掃問題”は、誰かの怠慢というより、「人がいないから気づけない」「仕組みが柔軟に動けない」という構造的な問題です。
私たち利用者から見ても、これは一時的な不便ではなく、無人化を前提としたシステムの“限界点”に近い気がします。
便利で効率的な空間ほど、人の目がなくなることで生まれる隙間がある。
そのことを意識して使うことが、利用者に求められているのかもしれません。
利用者目線で見る「清潔感の価値」
無人型シェアオフィスをいくつか利用していると、「結局のところ、清潔さがいちばん大事だな」と思う瞬間が多々あります。
どんなに立地が良くても、料金が安くても、共用スペースが汚れていたり、トイレが不衛生だったりすると、それだけで「もう次は別の場所を探そう」と感じてしまうからです。
清潔感は、単なる見た目の問題ではなく、その施設をどれだけ信頼できるかの指標でもあります。
机が整っていて、床にゴミが落ちていないオフィスに入ると、「ここは管理が行き届いているな」「安心して仕事ができそうだ」と自然に感じます。
反対に、ゴミ箱があふれていたり、洗面台に水滴が残っていたりすると、どんなに便利な場所でも“雑に扱われている”印象を受けてしまいます。
無人型シェアオフィスでは、スタッフがいない分、空間の清潔さそのものが運営の誠実さを映す鏡になります。
受付で人と会うわけでもないので、私たち利用者がその施設を判断できるのは、ドアを開けた瞬間の空気感や匂い、机や椅子の状態、トイレの清潔さなど、目に見える部分だけです。
つまり、“人”の代わりに“環境”が信頼を伝えるのです。
最近は、利用者がGoogleレビューやSNSで感想を共有することも増えています。
「清潔で使いやすい」「掃除が行き届いていない」など、ほんの一言のコメントが、他の利用者の判断材料になります。
私自身も、新しい施設を探すときはまず口コミをチェックします。
清潔さに関する評価が低い施設は、どんなに設備が良くても避けることが多いです。
それくらい“きれいに保たれているかどうか”は、今や選ばれる条件のひとつになっています。
また、無人オフィスの利用目的も多様化しています。
私の周囲でも、仕事だけでなく勉強や打ち合わせ、副業作業のために使う人が増えました。
だからこそ、長時間過ごしても疲れないような“落ち着いた環境”が求められています。
たとえば机の上にホコリがない、トイレが気持ちよく使える、それだけでも集中力が違います。
逆に、どこか汚れていると、気になって仕事に集中できない。
清潔さは快適さの基礎であり、安心して過ごせる空間づくりに直結しています。
結局のところ、無人型シェアオフィスにおける清掃は「コスト」ではなく「価値」だと感じます。
掃除が行き届いている施設は、それだけで利用者の印象が良く、口コミで広がりやすい。
一方、汚れた印象のまま放置している施設は、どんなに安くても長続きしません。
私たち利用者が快適に働ける空間を選ぶ基準は、“安さ”ではなく“清潔感”にある—
そう強く感じています。
清掃トラブルを防ぐための運営側の工夫
無人型シェアオフィスを利用していると、「どうやって清掃を管理しているんだろう?」と気になることがあります。
スタッフが常駐していない以上、清掃や点検のタイミングは見えにくいもの。
しかし、最近は施設によっていろいろな工夫がされていることが分かってきました。
まず感じるのは、清掃の仕組みがデータ化されている施設ほど安心感があるということです。
たとえば、トイレや給湯室にセンサーが付いていて、利用回数が一定を超えると清掃スタッフに通知が届く仕組み。
ゴミ箱の容量センサーで「そろそろ満杯」というサインが送られるケースもあるようです。
実際に、そうしたシステムを導入しているオフィスでは、いつ行ってもトイレやデスク周りがきれいな印象があります。
「無人なのに、ちゃんと人の気配が感じられる」——そんな不思議な安心感があるのです。
また、定期清掃とスポット清掃をうまく組み合わせている施設もあります。
以前使ったオフィスでは、清掃が毎日決まった時間だけでなく、混雑が予想される曜日や時間帯に合わせて追加されていました。
朝や昼のピーク後に一度清掃が入るだけで、空間の印象は大きく変わります。
「清掃頻度を柔軟に変える」という運営の工夫は、利用者としてとてもありがたいと感じます。
さらに最近では、アプリを使った利用者からのフィードバック機能がある施設も見かけます。
「トイレが汚れている」「ゴミ箱がいっぱい」など、気づいたことをその場で報告できる仕組みです。
すると、数時間後には清掃スタッフが入っていたりして、改善の早さに驚くこともあります。
こうした“利用者と運営の連携”があると、無人でも安心して使えると思えます。
そして何より、マナー啓発のメッセージがある施設は印象が良いです。
アプリや壁の小さな掲示に「使用後は机を拭いてください」「ゴミは分別をお願いします」と書かれているだけで、利用者の意識が変わります。
見られていない環境だからこそ、こうした一言が“気づき”のきっかけになるのだと思います。
もちろん、すべての施設が完璧なわけではありません。
清掃が間に合わず、利用者の不満が出ている場所もまだあります。
でも、テクノロジーや工夫を取り入れて「人がいなくても快適に保てる仕組み」を考えている施設は、利用者として応援したくなるものです。
「このオフィスは管理がしっかりしている」と感じると、自然とまた予約したくなる—それが無人オフィスの評価を決める大きな要素ではないでしょうか。
利用者ができる“快適空間を保つ”ための心がけ
無人型シェアオフィスを使っていると、「この場所を気持ちよく使えるかどうか」は、結局のところ利用者一人ひとりの意識にかかっていると感じます。
スタッフがいないからこそ、私たちが少しだけ気を配ることで、その空間の快適さは驚くほど変わります。
まず意識したいのは、使った場所を元の状態に戻すことです。
作業を終えて席を立つとき、机の上に資料や飲み物を置いたままにしていないか確認する。
イスをきちんと戻し、テーブルの上を軽く拭く。
ほんの数十秒の行動ですが、次に使う人の印象は大きく変わります。
「自分が入ったときに気持ちよく使える空間」を意識すると、自然と丁寧な行動が増えるように思います。
また、飲食のマナーも欠かせません。
無人型オフィスではにおいの強い食べ物が禁止されていることが多いですが、軽食やコーヒーであっても、こぼしたままにしたり、空き容器を机に置いて帰ったりすれば、すぐに不衛生な印象になります。
「少しくらい大丈夫」と思ってしまう気持ちは誰にでもありますが、その“少し”が積み重なると、全体の雰囲気を悪くしてしまうのです。
さらに、共用スペースでのちょっとした気づきも大切です。
トイレで水が飛び散っていたらサッと拭く、ゴミ箱がいっぱいならスタッフに報告する。
ほんの小さな配慮でも、全員が少しずつ行動することで大きな違いが生まれます。
私自身、あるオフィスで“前の人が机を拭いてくれていた”ことに気づき、それ以来、同じように次の人のために整えるようになりました。
見えないところで支え合う、そんな循環が生まれると空間全体が気持ちよくなります。
最近は、利用者同士でマナーを共有する掲示板やアプリ機能を設けている施設もあります。
「この時間帯は混みやすい」「ここはゴミがたまりやすい」など、利用者同士の情報共有によって自然に意識が上がることもあります。
結局のところ、他人の場所”ではなく“みんなで使う場所という感覚が、無人型オフィスを成り立たせる鍵なのだと思います。
AIや清掃スタッフのサポートがあっても、最後にその空間の清潔さを決めるのは、やはり利用者自身の行動です。
お互いが少しずつ気を配れば、「無人でも清潔」「誰でも快適に使える」そんな理想のシェアオフィスに近づいていくはずです。
便利で自由な場所だからこそ、“自由の裏にある責任”を意識して使うことが、これからの無人型オフィスに求められている姿勢だと感じます。
これからの無人型オフィスは「共助」で成り立つ
無人型シェアオフィスを使うようになってから、「便利さ」と「課題」は常にセットだと感じるようになりました。
アプリひとつで入室できる気軽さ、時間や場所に縛られない自由さ。
その一方で、清掃が行き届かないことや、設備トラブルにすぐ気づいてもらえないこともあります。
それでも私は、このスタイルがこれからの働き方に合っていると感じています。
だからこそ、私たち利用者も、便利さの裏側を支える意識を持つ必要があるのだと思います。
無人オフィスでは、「誰かがやってくれる」という前提がありません。
自分が使ったあとの机を拭く、ゴミを持ち帰る、水滴を拭き取る—。
たったそれだけの行動が、他の利用者の快適さを守ります。
そう考えると、清掃やマナーは「管理の仕事」ではなく、利用者全員で分担しているものだと気づきます。
最近では、施設側も“完全な無人”から少しずつ進化しています。
AIカメラで共用部の状態を検知して、必要に応じてスタッフが巡回する仕組みや、アプリからトラブルを報告すると数時間以内に清掃員が入るシステムなど、“無人+見守り”のハイブリッド型運営が増えてきました。
私が普段利用しているオフィスでも、「清掃が追いついていない」と報告したら、すぐに対応してくれたことがあり、その対応の早さに「ここなら安心して使える」と感じました。
無人といっても、完全に人がいないわけではなく、見えないところで支えてくれている人たちがいる——その存在を感じる場面もあります。
一方で、利用者として意識したいのは、「安さ」だけで選ばないことです。
料金の安さや立地だけで決めると、清掃頻度や管理体制が不十分な場合もあります。
“無人”だからこそ、施設ごとの運営方針や清掃体制を確認しておくことが、快適な利用体験につながると感じます。
実際、きれいに保たれている施設ほど、利用者のマナーも良く、お互いに気持ちよく使おうという空気が自然と生まれています。
無人型シェアオフィスは、これからさらに増えていくでしょう。
しかし、それを“快適な空間”として維持できるかどうかは、
私たち利用者の意識にかかっています。
便利さを追い求めるだけではなく、「自分もこの空間を支える一員なんだ」という気持ちを少しだけ持つこと。
その小さな意識の積み重ねが、無人オフィスを“共助の空間”に変えていくのだと思います。
テクノロジーで効率化された社会の中でも、最後に場所を快適にするのは、やはり人の心遣いです。
無人型シェアオフィスをしばらく利用してみて、正直に言うと「便利だけれど、どこか落ち着かない」と感じることが多くありました。
アプリひとつで入室できる手軽さや、好きな時間に使える自由さはたしかに魅力です。
でも、そこには“人の気配”がまったくない。
ゴミが残っていても注意する人はいないし、机の上に前の利用者の水滴が残っていることもあります。
それを見て、「誰かが片づけてくれるだろう」という気持ちが自然と生まれてしまう。
そして、誰も片づけないまま、少しずつ空間の空気が荒れていく—そんな感覚がありました。
便利さを追い求めるあまり、「人が関わる安心感」や「清潔さへの責任感」が失われつつあるのではないか。
そう感じたとき、私は“完全な無人”という仕組みに疑問を持つようになりました。
結局のところ、どんなにテクノロジーが進んでも、快適な空間をつくるのはアプリでもAIでもなく、「人の目」と「心配り」なんだと思います。
無人型シェアオフィスはこれからも増えていくでしょう。
けれど、私にとって理想の職場は、人の存在を感じられる場所のほうです。
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