有名レンタルオフィス7社のコロナ対策比較

これからレンタルオフィスの契約を考えているという方は、当然ながらいくつかのレンタルオフィス運営会社を検討することと思います。比較検討材料としては「エリア」「コスト」「サービス内容」といったものをベースに考えることとなりますが、最近はこれに加えて「コロナ対策」もあるようです。

新型コロナウィルスの猛威は2020年のころに比べると、かなり下火になってきましたが、それでも我々の生活においていまだマスクを付けた生活を強いられるなど、完全にコロナウィルスを考えない生活様式に戻るにはまだまだ相当の時間がかかると思われます。

そんな新型コロナウィルスに対し、各レンタルオフィスはどのような対策を取っているのでしょうか?

ここでは有名レンタルオフィス7社における新型コロナウィルス対策について見ていきたいと思います。これからレンタルオフィス利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

リージャス

リージャスグループは、世界120か国、3,400もの拠点でユーザー数800万人に対しフレキシブルなオフィスを展開。主要ブランドとしては、場所・時間の自由な働き方を選べる「リージャス」、ビジネススペース「SPACES」、コンパクトで安価な「オープンオフィス」、高級な最上級ワークスペース「Signature」があります。

そんなリージャスのコロナ対策ですが、新型コロナウィルス感染症拡大防止策として、空気清浄機、定期的な清掃、アルコール消毒液を用意し、お客様の安全を守っています。また、ソーシャルディスタンスの原則を採用したワークスペースを適用。ラウンジ、プライベートオフィス、会議室の各エリアについて最低2メートルの間隔維持を利用者に喚起個室利用の際には、パーテーション付デスクにて、安心して利用が出来る環境が準備されています。

世界基準の健康と安全の規制を満たすため、接触頻度の高いエリアや作業スペースの清掃を頻繁に行うことにより、最高水準の衛生環境維持に取り組んでいる、それがリージャスの行うコロナ対策となっています。

WeWork

世界中に 700 のロケーションをもつ WeWorkは高い柔軟性が魅力のワーキングスペース。都度払いプランから月単位のグローバルメンバーシップまでさまざまな働き方に対応できることから、世界中の多くの利用者に愛され続けています。

そんなWeWorkのコロナ対策では、メンバーや従業員の健康と安全を最優先して考えているのだとか。メンバーが安心してスペースを利用できるように清掃作業と除菌を徹底。また、専門家の意見も積極的に取り入れている点もポイント。たとえば、インターナショナル SOS との提携により、健康リスクマネジメントに対する戦略的方向性を設定したり、ビューローベリタスと提携しWeWorkの方針を監査・認証してもらったりするなど対策はばっちりです。

WeWork のウェルネスガイドライン

手を清潔に

石鹸を使用し 20 秒間手を洗い、手指の消毒をする。

よく触れる場所を清掃・消毒

スペース使用後のデスクを拭く。

マスクなどの着用

他の人との密接なコンタクトがある場合は、マスク・フェイスカバーなどの着用を行う。

口を覆う

咳やくしゃみをする時には、ティッシュやハンカチなどで口や鼻を覆う。

自治体の指示に従うこと

自主隔離、自宅待機などは自治体が定めたガイドラインに従うこと。

サーブコープ

サーブコープは、世界最高水準のサービス付きレンタルオフィス、バーチャルオフィス、会議室を提供しているワーキングスペース。世界中20カ国、41都市にて150以上の拠点を展開しています。日本法人は国内27拠点よりお近くの施設を利用できます。

そんなサーブコープの新型コロナウィルス感染防止に対する取り組みは以下のようなものとなっています。

入館時検温の実施

受付や出入り口に非接触型の体温計を設置。利用者の健康管理を実施します。

アルコール消毒液の設置

受付や出入り口にアルコール消毒液を設置。全利用者に手指消毒をお願いしています。

マスク着用

館内ではマスク着用となっています。マスクを持っていない利用者には1人1枚まで配布しています。スタッフは全員マスク着用で応対にあたります。

飛沫対策用アクリル板設置

レセプションカウンターには飛沫対策でアクリル板を設置しています。

共用設備の定期消毒を実施

キッチン、ラウンジ、コワーキングスペースといった共用設備やエントランスのドアノブなどを 4 時間ごとに消毒します。また、会議室やブースといった設備は、利用終了後に都度消毒を実施します。

ソーシャルディスタンスの徹底

会議室やコワーキングスペース、ラウンジでは座席数を削減し、ソーシャルディスタンスを徹底したレイアウトとなっています。

fabbit

fabbitは、政府が提唱する「日本再興戦略2016」の趣旨に賛同し、スタートアップ企業や中小企業の第二創業支援、それら企業と大手企業とのビジネスマッチングを推進する施設として株式会社システムソフトが運営しています。全国主要都市や海外にある拠点、2万人近いfabbit会員のネットワークを活かして、ビジネス連携や情報交流を積極的に行っています。

そんなfabbitが行っているコロナ対策ですが、

  • 換気のため、入口のドアは開放、30分に1回程度、窓開けなどにて換気を行う
  • コワーキングスペースでは、ソーシャルディスタンス確保といったことにより、席数を減らして対応
  • スタッフはマスクを着用しての接客を実施

といったことをしています。また利用者には以下の協力を要請しています。

  • アルコール消毒のご協力
  • マスク着用のご協力
  • 来店時の検温(非接触型)のご協力

エグゼクティブセンター

エグゼクティブセンターは、世界14か国以上33都市、アジア太平洋地域の165拠点以上にてフレキシブルな働き方を可能にするオフィス空間やコワーキング、会議室、バーチャルオフィス、エンタープライズソリューションを提供しています。日本では東京に8拠点、横浜に1拠点があり、プライベートワークスペースやシェアワークスペースが展開されています。

  • スタッフのマスク着用
  • 会議室利用ごとの消毒作業
  • 施設内の定期除菌・清掃

などが行われています。

ビジネスエアポート

ビジネスエアポートは東急不動産が手掛けるシェアワークプレイス。いろんな目的を持った方が集まって旅に出る国際空港のように、新しいビジネスがここでスタートし世界へ飛躍する。そんなイメージを持った施設となっています。ビジネスの中心となる東京都心エリアに20拠点を展開しており、さまざまな場所への移動も苦にならない立地が魅力です。

そんなビジネスエアポートのコロナ対策ですが、

マスク着用

施設利用時ではマスクの着用をお願いする。ただし、会話がなく座席間の距離が保てているようならマスク着用は不要。

アルコール消毒による手指消毒・検温

入館時は必ず手指の消毒や検温を行ってもらう。その際37.5度以上の場合には入館をお断りする。

シェアワークプレイス座席数

座席数を減らし、利用者間の距離を確保する。「座席使用制限中」が案内されている席に関しては荷物置きとして利用は可能。

施設内の喫煙所利用人数制限、シャワーブース利用中止

密になる危険性のある施設利用は制限および利用中止にといったものが行われています(2022年8月26日公示)。

銀座ビジネスセンター

最後に紹介するのが、銀座にある時間貸しレンタルオフィス「銀座ビジネスセンター」。2000年の運用スタートより20年以上にわたって銀座で運営を行っている老舗のレンタルオフィスです。全22室ある個室・会議室をいつでも好きな時に好きなだけ利用できる時間貸しスタイルが人気となっています。

そんな銀座ビジネスセンターでは、新型コロナウィルス感染拡大防止等のため、

会員や来訪者への入館前の段階では
・マスク着用の徹底
・アルコールディスペンサーを設置し、手指の消毒を行っていただく
・サーマルカメラを設置し、検温していただく
・飛沫防止パーテーションを設置して、お客様とのソーシャルディスタンスを保つ

個室などの清掃については
・会員の利用終了後、毎日何回も、机・椅子・ドアノブなどのアルコール消毒を徹底する
・室内換気を徹底する
・トイレにうがい用の使い捨て紙コップを常備
・トイレにソープディスペンサーを設置

といったことを行っています。
銀座ビジネスセンターの各部屋は完全個室ということもあり、シェアオフィスのような不特定多数の人が一同に会することがありません。そのため、密集・密接になりにくいのが特徴です。また、ほとんどの部屋には開閉できる窓が付いているので、窓を開けた換気が徹底されています。

まとめ

以上7つのレンタルオフィス、シェアオフィスといった施設のコロナウィルス感染症対策の内容について見てきました。

多くの施設ではマスクの着用がいまだ基本となりますが、施設の中には、距離が保てるのであればマスク着用の緩和がなされているところも出ているようで、今後追随するところも見られるかもしれません。

コロナ対策で行えることはそれほど特別な事ではありませんが、やはり出入りが激しい施設ともなれば、清掃の頻度や対策手段が多ければ多いほど安心とも言えます。

その点では、「銀座ビジネスセンター」のような個室スタイルのレンタルオフィスであれば、他の施設と比べても不特定多数の人々が接する機会が格段に少ない点がかなりの安心材料となります。一般的な作業スペースのみならず、トイレまでコロナ対策を施していると謳っている点は、他の施設ではない一歩進んだ感染症対策が取られているとも言えるでしょう。

「銀座ビジネスセンター」の詳しい情報を手に入れたい方は、公式サイトへアクセスしてみてください。さらに内覧予約を行い、実際の施設や施されているコロナ対策について、現場で確認してみることをおすすめいたします。

筆者お気に入りのレンタルオフィス
レンタルオフィス銀座ビジネスセンター

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今では一般的になったレンタルオフィスですが、その先駆者とも言えるのがレンタルオフィス銀座ビジネスセンターです。信頼と実績に加え、常時10名の秘書が提供する丁寧で正確な秘書サービスが強みです。
形態 レンタルオフィス、バーチャルオフィス
料金 月額11,000円(税込)~
拠点 銀座
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